はいやくブログ

2018年4月23日(月)
『参禅研修』~可睡斎(袋井市久能)~

 

こんにちは。薬務課の久保田です。
4月21日(土)袋井市可睡斎にて新入社員の方と共に参禅研修に参加いたしました。

研修の内容として、全体説明、精進料理の昼食、坐禅(30分×2回)、法話、写経ととても充実していました。
禅の修行道場で普段の生活様式とは異なる様々な決まり事を学び、緊張感が高まります。
食事においても作法が決まっており、初めに唱え事をし、薬指、小指以外の3本の指を使って、食器を必ず手に取り、黙って食べます。かむ音、すする音も小さくし、食べ終わる速度も全員が一緒になるように心がけます。
季節の食材を使ったお料理は、精進料理のイメージとは異なり、彩り豊かでとても美味しかったですし、食べることに集中し、感謝して頂くということを普段忘れていたと気づかされました。

午後の坐禅では坐禅堂に移り、作法を教えていただきながら行いました。
坐禅中は浮かんでくる思いにとらわれないことが大切なのですが、意識すればするほどとても難しかったです。心を落ち着かせて過ごす良い時間となりましたし、足がしびれたり、警策を受けることもなく無事終える事ができ、安心しています。

法話の中で、自分が存在できるは莫大な人の存在のおかげであり、生きているだけで奇跡という話をお聞きしました。各々がそういう存在であり、そのようなひとりひとりとの出会いや関わりを大切にし、感謝して過ごしていきたいと普段とは異なる体験を通して感じることができました。

貴重な経験をさせていただきありがとうございました。