教育研修制度

教育研修制度

「はいやく」の新入社員研修では、薬剤師にとって必要とされる実践的な服薬指導技術はもちろんの事、社会人としてのビジネスマナー、コミュニケーションの技術、企業の一員としての基礎知識など、多岐にわたっての人材育成カリキュラムが組まれています。
また、それぞれの配属先の薬局では、新入社員一人に先輩社員一人がマンツーマン指導にあたる「オーベン・ネーベン制」を導入することで、一人ひとりが実際の薬局業務に対応できる「薬剤師」へと確実に成長できます。
また、社外講師を招いた全体研修を約2ヵ月毎実施。「3ツ星薬剤師」を目指し、ステップアップできる研修があります。

新入社員研修

入社時の新人研修では、マナー研修をはじめ社会人としての基礎を身に付けます。 高齢者疑似体験(シニアシミュレーター) 、保険の仕組み、保険点数解説、 麻薬管理、座禅、救命講習など多岐にわたる研修が特徴です。本社での座学・様々な体験からはじまり、配属先の各薬局にて、オーベン・ネーベン制の研修にはいります。
はいやくの新人薬剤師の投薬デビューは7月下旬か8月上旬です。デビューまで先輩薬剤師がマンツーマンで指導し、薬剤師の「はじめの一歩」を大切にしています。
店舗間の移動距離が近いため、他店舗を複数廻って様々な薬局を経験する「ぐるぐる研修」も実施。他店舗の様々な診療科の処方も学べます。

新人薬剤師研修(入社時集合研修後)

薬局内では、先輩と新人薬剤師がマンツーマンで成長できる、オーベンネーベン研修があります。
一人一人に合わせて、先輩が寄り添い指導するので安心してください。周りのスタッフもサポートします。
また月に1度の新人研修では、様々なテーマに取り組み幅広く学びます。

実施内容は次の通りです。
☆04月◆アイスブレイク ◆添付文書の読み方
   課題:1)処方解析 2)糖尿病
☆05月◆課題発表(処方解析)  ◆副作用の分類
   課題:1)副作用の分類分け 2)血圧
☆06月◆課題発表(副作用の分類) ◆効果判定の仕方
   課題:1)効果判定の仕方を各自調べる 2)脂質異常症
☆07月◆課題発表(効果判定) ◆業務バランス
   課題:1)消化器 2)
☆08月◆業務管理(外部講師による)
   課題:1)印象に残った投薬他 
   2)この薬を飲まなきゃだめですか?と聞いてくる患者さんの心理状況
   3)排尿障害
☆09月◆課題発表(印象に残った投薬)
   ◆この薬を飲まなきゃだめですか?と聞いてくる患者さんの心理状況
   課題:1)認知症
☆10月◆栄養士・栄養士活動について(事務スタッフ合同)
   課題:1)骨粗鬆症
☆11月◆新薬発表について先輩薬剤師から ◆新薬評価の仕方(中立性・客観性)
   ◆新薬発表注意点の伝達、以前に伝えたもの参照
   課題:1)簡単な新薬発表 2)抗生剤
☆12月◆考課表について管理薬剤師と勤務薬剤師(事務スタッフ合同)
   課題:1)簡単な新薬発表 2)抗アレルギー剤
☆01月◆課題発表(新薬発表)
   課題:1)不安・不眠
☆02月◆オーベンネーベン制度の補足 ◆教える技術、処方解析について
   課題:1)理想の薬剤師像を考えてくる 2)NSAIDs
☆03月◆理想の薬剤師、1年間の反省と今後の自分のなりたい薬剤師のイメージ発表
※内容は実施年度により多少異なります。

コミュニケーション研修

「アクティブ・リスニング」「アサーティブ・コミュニケーション」
相手が伝えたい内容を正しく受け止める事。これは、良好なコミュニケーションを 築くための第一歩です。この講習では外部講師をお招きし、相手の言葉だけでなく、その言葉の背景を捉えるための態度・方法について、理論や実技を通して学びます。「きく力」と「伝える力」を磨き、アクティブリスニングとアサーティブコミュニケーションの基本をロールプレイを交えながら習得していきます。
単なるスキルを学ぶのではなく、自分や相手を通して学ぶ人間理解のための講座です。アンガーマネジメントについても学習します。入社1年目の研修で社会人としてのマナー研修、心構え、コミュニケーション研修とセットで全4回(1回6.5時間ほど)の実施です。

集合研修

半径20km圏内に25薬局のあるはいやくならではの集合研修です。
外部講師を招き、2か月に1度ほど一か所に新人からベテランまで集まって学びます。講義だけでなくスモールグループディスカッションを行い、他のスタッフと意見交換もしています。お互いに切磋琢磨できる環境があります。
※コロナの感染拡大防止のため、オンラインで実施する場合があります。

2018年度の研修内容は次のとおりです。
☆H30年04月10日:新薬病態発表(アレルギー性鼻炎とルパフィン) 
 研修:調剤報酬改定
☆H30年06月11日:新薬病態発表(インフルエンザとゾフルーザ) 
 研修:検査値から患者背景を読み取る(肥満、糖尿病)
☆H30年08月21日:新薬病態発表(パーキンソン病とアレジクト) 
 研修:臨床データから薬を減らせる提案(ポリファーマシー)
☆H30年10月15日:新薬病態発表(胆汁酸とグーフィス) 
 研修:慢性膵炎と飲酒から生活面の指導を考える
☆H30年12月10日:新薬病態発表(爪白癬とネイリン) 
 研修:慢性膵炎からの悪化。糖尿病移行。インスリン指導。
☆H31年01月18日:新薬病態発表(過活動膀胱とベオーバ) 
 研修:患者背景と検査値から自分なら何を処方するか

※「新薬発表」:発売から1年以内の新薬を発表者が選び、自分なりに新薬を評価してその内容をはいやくの全体研修で発表する課題。