はいやくブログ

2020年8月31日(月)
『Step Up Training 』~漢方薬 慢性の疾患 気血水~

皆様こんにちは。若手育成委員会の佐々木です。
先日、第2回Step Up Training(薬剤師・社内研修)がオンラインで開催されました。

テーマは慢性の疾患に使われる漢方薬の考え方についてです。
西洋医学は、薬を使うと、体のどの部分に効いて、どの物質の働きが抑制されて・・・といったように、明確に理屈で説明がしやすいです。
一方で今回学んだ東洋医学は、気(エネルギーの根源)・血(体に必要な栄養をもたらすもの)・水(体のすみずみまで潤すもの)3つの要素を基礎として成り立っており、イメージを掴むのに苦労します。
今回は気・血・水を基礎から丁寧にお話ししてくれたので、今後漢方薬を学んでいく際の土台となったと思います。
質疑応答では、「慢性疾患の漢方薬の止め時」「地図状舌と漢方薬」など、普段の業務で気になったことに対して丁寧に答えてくれました。

今回、講師を務めてくれた片岡薬局の海老澤さんは、研修参加者の中でも2番目に若手の社員でしたが、先輩社員に対しても堂々とプレゼンをしてくれました。
私としては先輩からも後輩からも学べる機会があるこの環境は素晴らしいと思っています。
こういうことを頑張っているから発表する場が欲しい!と意欲を燃やしているスタッフがいたらぜひ声をかけて下さい。
今以上に患者さんの健康をサポートできるよう、お互いに教えあい、学びあって薬剤師として成長していきましょう。

次回は10月に、委員会メンバーが講師となって、少し違った角度から薬局というものを考えてみたいと思います。