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健康ブックスバックナンバー

健康BOOKSバックナンバー(2003年)

2003年12月
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©主婦の友社
No.009( 2003.12 )

書籍名/検診の検査値にあわてるな!
著者/竹川 広三
出版社/主婦の友社
価格/1,100円+税

生活習慣病や悪性腫瘍(いわゆるガン)が死亡原因の上位を占めているということは、ほとんどの方が知っていると思います。そのため、人間ドックを1年に1回受けている人もいて、申し込みに予約待ちの状態が続いているようです。早期発見・早期治療のおかげで、ガンは”不治の病”ではなくなり、治る、又は、うまくつきあっていけば延命できる病気となってきました。しかしその一方で、健康診断を受けたはいいけれど、結果を自分の都合のいいように解釈したり、逆にご飯がたべられないくらい心配しすぎるようです。
この本の目的は「この数値までは安心だから何もしなくて良い」というものではなく、「ここまでの数値なら今のところまず安心。パニックにならないで落ち着いて再検査を受けましょう」ということです。検査値についてだけでなく検査の仕組みを知ることで、より自分の体の状態を見直すきっかけになり、ドクターの話がよくわかるのではないでしょうか。

(学術担当 河村)


2003年11月
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©総合医学社
No.008( 2003.11 )

書籍名/イラストと川柳で学ぶ 糖尿病
著者/板東 浩
出版社/総合医学社
価格/1,300円+税

糖尿病の疑いが強い人は国内で約740万人にのぼるという調査結果が8月に報告されました。糖尿病という病気は当人がこの病気の特徴をよく理解し、強い動機付けがないと治療を実践に移すことがむずかしいといわれています。
本書では、見出しに川柳やイラストを多く取り入れてあり、病気の本としては珍しいタイプだと思います。何よりも、一つの話題が簡潔にまとまっているので、どこから読んでも理解できるというのは、忙しい現代人に合っているのではないでしょうか?
肩の力を抜いて気楽な気持ちで読むことができる1冊です。

(学術担当 河村)


2003年10月
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©法研
No.007( 2003.10 )

書籍名/腸をきれいにする本
著者/金子実里
出版社/法研
価格/1,200円+税

「快食・快眠・快便」。健康状態のバロメータとして、このような言葉をお聞きになった事のある方はたくさんいらっしゃると思います。また、便秘が「肌荒れ」や「肩こり」「疲労感」の要因のひとつである事をご存知の方も多い事でしょう。このように、腸の働きは、普段からの生活や健康に大きな影響力を持っています。
例えば、便やオナラが臭い、下痢や便秘を繰り返す、など、腸内で悪さをすると言われているウェルシュ菌などの「悪玉菌」が増えすぎてしまうと、その毒素により、極端な例では動脈硬化や大腸がんを引き起こす可能性もあります。
この本では、腸内の仕組みや腸に関する様々な病気、そして快便の為の食事法や運動プログラムなど、「きれいな腸」をつくる為のテクニックについて、様々な角度から分かりやすく紹介されています。
腸をきれいにする事は、単に美容や肩こりや疲労感を防ぐだけでなく、毎日の暮らしを快適・健康に過ごしていく上でも非常に重要です。この本をきっかけに、もう一度自分の「おなか」の中を見直してみませんか?

(学術担当 河村)


2003年9月
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©日本文芸社
No.006( 2003.9 )

書籍名/サプリメント・ブック
著者/沢 賀津子・石田 磬
出版社/日本文芸社
価格/1,200円+税

「サプリメント」「健康食品」「特定保健用食品」等の言葉が、雑誌やメディアを賑わすようになってから何年かたち、世間的にも知らない人はいないくらいに浸透してきました。しかし、実際のところ、何気なく普段から使っているこれらの言葉が、どういった定義で、それぞれがどう違うのか、という点について詳しく知っている方は、意外と少ないのではないでしょうか?
いくつかあるサプリメントの本の中でこの本を選んだわけは、1)特定の健康食品の宣伝ではないこと。2)サプリメントのほか、栄養機能食品などについてもわかりやすく書かれてあること。3)症状別のサプリメント摂取方法が多項目にわたっており、毎日の食生活にも反映させやすいこと。等があげられます。
サプリメントや健康食品は正式には「医薬品」ではありません。しかし、正しい知識と使い方を身につけなければ、思わぬ副作用が出たり、効能書どおりの効果を得られない事があります。そうならないために、ぜひ一度本書に目を通していただき、日頃からお料理の本の横など、すぐ手に取れるところに並べておくといいかもしれません。

(学術担当 河村)


2003年8月
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©東京新聞出版局
No.005( 2003.8 )

書籍名/クスリと暮らし
著者/木村隆次
出版社/東京新聞出版局
価格/1,500円+税

本書には、薬にまつわる様々な物語が取り上げられています。そしてそのどれもが、患者様が薬と上手に付き合い、最大限の効果を引き出していく上で、是非知っておいて欲しい事柄ばかりです。
笑って済ませられるエピソードならばよいのですが、誤った薬の用法が原因で危険な状態に陥ったり、大変な思いをされた、という話を読むと、私たち薬剤師は、患者様の立場に立ってもっと積極的に薬についての話をしていかなければならない、と痛感させられます。
本書は、薬剤師にとっては、患者様はこんな風に考えているんだ、と勉強になりますし、患者様にとっては、薬に興味を持ち、もっと私たち薬剤師に話しかけていただくキッカケとなるものだと思います。

(学術担当 河村)


2003年7月
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©日経BP社
No.004( 2003.7 )

書籍名/本当の病気になる前に読む病気の本
著者/今村栄三郎
出版社/日経BP社
価格/1,400円+税

「自分の体は自分で守る」(=セルフケア)という考え方が広まり、普段から健康に気を遣う人が増えてきています。反面、耳に入ってくる情報の多さから、ちょっとした症状でも気に病んでしまう事も多いのではないでしょうか? 早めに医療機関にかかれればよいのですが、仕事が立て込んで1週間も時間がとれないと、それまでの間、悪い方にばかり考えてしまい、憂鬱な日々を送ることにもなりかねません。
そんな時に心強い味方となってくれるのがこの一冊です。胸が痛い、頭が痛い、などの自覚症状がある時、私たちの体の中では何が起こっているのか、非常にわかりやすく書かれており、対処法を読めば漠然とした不安も簡単に解消できます。
また、本書は健康に不安を抱えている人だけでなく、学生さんにもオススメの一冊です。血液が血管の中を流れていく場面などは、自分自身がミクロの世界に紛れ込んだような臨場感と説得力があります。イラストによる説明もおもしろく、学校の教科書がこのようなものだったら、子どもたちも自分の体や健康に関心を持つようになるのではないでしょうか。

(学術担当 河村)


2003年6月
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©池田書店
No.003( 2003.6 )

書籍名/知っておきたい男の更年期
著者/横山博美
出版社/池田書店
価格/1,300円+税

なんでこんなに気が滅入るのか、どうにもこうにもやる気がでない、セックスができない、おしっこすらよくでない・・・男だって、辛いんだ!!
こんなこと、思い当たりませんか? 40代前後からあらゆる男性に忍び寄る不快感や、イライラ、焦り。その二大原因は「男性ホルモンの低下」と「前立腺肥大」といわれています。そしてこの不快感は、「男性更年期障害」という完治可能な病気だったのです。
本書は、男性にとっての最大の更年期障害である前立腺疾患をはじめとした心身両面の諸症状を、豊富な図表やイラストでとてもわかりやすく紹介・解説しています。男性の更年期障害の主原因である「ホルモンバランスの崩れ」と「ストレス」についても、症状、性格、職業などから簡単に自己診断ができるので、自分の生活や思考方法について見直しができます。
精神的・肉体的ともにつらい40代前後の時期をいかにして乗り切り、人生をより健康的かつ有意義に過ごすか。本人だけでなく、パートナーとともに考え直すのに好適な一書です。

(学術担当 河村)


2003年5月
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©光文社
No.002( 2003.5 )

書籍名/脳にマラカスの雨が降る
著者/栗本慎一郎(医学監修 平山幹生)
出版社/光文社
価格/829円+税

1999年10月、脳梗塞に倒れた著者は、7ヶ月間の闘病生活を経て生還しました。この本は、突然襲ってきた重い病のもたらす苦しみと、その後の左半身麻痺という後遺症と闘った記録です。脳梗塞の闘病記自体が少ない中、発症当日の詳しい記録はもとより、あまり知られていない「麻痺に伴う感情障害」の影響に関する記述は、看護する側にとっても重要なヒントとなると思います。
また、手足の機能障害のほかに、目(物を見る)、口(食べる・歌うなど)の障害についても詳しく書かれており、脳梗塞という病の怖さを痛感させられる一冊です。

(学術担当 河村)


2003年4月
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©主婦と生活社
No.001( 2003.4 )

書籍名/小児科のお医者さんからママたちへ
著者/中野康伸・竹田弘・山本淳
出版社/主婦と生活社
価格/1,300円+税

子供の急病に対し、親はどう対処すべきなのでしょうか。
本書は、三人の小児科医が、「これだけは是非知っておいて欲しい」という知識や情報を、できる限りわかりやすく解説しています。主な内容としては、「子供に急な病状があったときの判断の目安」や、「乳幼児の検診の大切さ」、「予防接種の考え方」、「薬の使い方のコツ」などです。またその他にも、赤ちゃんによくみられる病気の治療法やケアの仕方、あるいは、「かかりつけ医」の選び方や、医師と上手にコミュニケーションを取るコツについてもきめ細かくアドバイスしています。小さなお子様のいるご家庭では是非お手許に置いておきたい一冊です。

(学術担当 河村)