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健康ブックスバックナンバー

健康BOOKSバックナンバー(2004年)

2004年12月
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©主婦と生活社
No.020( 2004.12 )

書籍名/図解 更年期クリニック
著者/中村理英子
出版社/主婦と生活社
価格/1300円+税

ほてりやのぼせ、ゆううつなど『更年期』は、今まで経験したことのないつらい症状に悩み、体調を崩す人が少なくありません。しかし、卵巣ホルモンの減少と加齢のため、変化が起こるのが自然なことで、女性であれば誰もが避けて通れないものなのです。
この本は更年期に起こるからだの変化についての説明と、それに対しての様々な対策がまとめられています。更年期は人生の後半期の入り口にも当たります。「更年期だから」と諦めるのではなく、この時期をとらえて、全身の健康をチェックし、前向きな気持ちで体調を整えていかれたらいかがでしょうか。
更年期以降多くなる病気の予防と治療についても、分かりやすく載っているので役に立つ一冊になると思います。

(上住吉薬局 遠藤)


2004年11月
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©法研
No.019( 2004.11 )

書籍名/すぐに役立つ サプリメント活用事典
著者/古田裕子
出版社/法研
価格/1200円+税

健康の維持や体力の増強、あるいは病気の予防やその症状の改善など、私達にとって適切な栄養補給は重要な問題ですが、現実は、食事だけでの理想的な栄養補給は困難です。そこで、食生活にある不確実な部分を補正する目的で開発されたのがサプリメントです。ドラックストアで簡単に購入できるため、誰もが一度は目にしたことがあるでしょう。しかし、数多くのサプリントが流通している中、サプリメントの効果的な利用法についての情報は不足していると思います。
本書では、いろいろな目的別にサプリメントの選び方とその効果や必要量について紹介されています。「とりあえずサプリメントを購入しよう。」という前に、まずこの本で、今の自分に合ったサプリメントを見つけてみると良いと思います。

(五和薬局 田村)


2004年10月
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©Newton Press
No.018( 2004.10 )

書籍名/Newtonムック 死の四重奏とよばれる生活習慣病
出版社/Newton Press
価格/1300円+税

一度は聞いたことがある「生活習慣病」という言葉。どんな病気かというとその名の通り、体の負担になるような生活習慣を続けることによって引き起こされる病気の総称です。
生活習慣病の中でも、特に「肥満」「高血圧」「高脂血症」「糖尿病」は『死の四重奏』と呼ばれ、これらの病気が進むと動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こしかねません。また、これらの病気は自覚症状が無いため放置されがちです。
そこでお薦めしたいのがこの一冊です。内容はそれぞれ病気ごとに分類されイラストも多く見やすく書かれています。どんなことに注意したらいいのか、どんな危険性があるのか等、丁寧に説明してあります。食事のレシピもあり参考になると思います。生活習慣病について知りたい方、現在治療中の方等、一度目を通してみるのも良いと思います。

(白羽薬局 米山)


2004年9月
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©保険同人社
No.017( 2004.9 )

書籍名/中耳炎
著者/老木浩之
出版社/保険同人社
価格/1500円+税

中耳炎は小さな子供などを中心に多い病気です。耳だけが原因でなく、鼻の病気などが原因の一つになる事もあります。そして何回も繰り返したり、治療が長引いたりと大変なことがあると思います。子供の場合は、なかなか自分で体の異常を伝えることが難しく、その為耳を触ることが多かったり、「えっ、えっ、」と聞き返したりといった、いつもと違う子供からのサインを、家族の方が見逃さないことが重要になるかもしれません。
そこでお薦めする一冊には、耳の仕組みから中耳炎の原因・症状・治療などについて絵や図を取り入れながら分かりやすく書かれています。また、もう一つの特徴として、Q&A方式で患者さんからの質問が掲載されています。同じような疑問を自分達も思っていたことが解決できるので、参考になると思います。

(のぞみ薬局 澤入)


2004年8月
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©静岡新聞社
No.016( 2004.8 )

書籍名/こどものアトピー
著者/吉田隆実
出版社/静岡新聞社
価格/1500円+税

「アトピー」。今、この言葉を知らない・聞いたことがない、という人はいないと思います。特に子供がアトピー性皮膚炎で悩まれているご家族の方も少なくないと思います。
私の子供もアトピー性皮膚炎で入院し、現在も治療中です。その時、お世話になったのが静岡県立こども病院アレルギー科の先生でした。先生とお話しさせていただいて、私自身もアトピーに対して認識不足であったこと、子供のアトピーには家族全員の理解・協力が必要であることを痛感しました。現在、私の子供は内服薬・スキンケア・除去食の治療により元気に暮らしています。
今回お薦めする一冊は、静岡県立こども病院アレルギー科の先生が書かれた本です。アトピー性皮膚炎について、とてもわかりやすくかかれていますので、アトピーの子供を持つお父さん、お母さんにぜひ読んでいただきたいと思います。

(金谷栄薬局 杉森)


2004年7月
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©主婦の友社
No.015( 2004.7 )

書籍名/くすりのすべて
著者/青木誠・谷古宇秀・田村哲彦
出版社/主婦の友社
価格/2200円+税

皆さんは、セルフメディケーションという言葉を聞いたことがありますか? 「自分の健康は自分で管理していきましょう」という意味ですが、どうすれば良いかというのは意外に難しい問題です。
そんな時、一家に一冊この本があれば、セルフメディケーションのお手伝いができると思います。本書は病院の薬だけでなく、市販の薬や漢方薬についても載っており、また”どのような症状の時に服用すればよいのか”とか、”このような症状なら病院にかかった方が良い”という事も書かれているので、いざという時に頼りになる一冊だと思います。
病院の薬だけという本、又は、市販の薬だけという本はたくさんありますが、本書のように両方とも紹介されている本はあまり多くありません。病院でもった薬を調べたい時はもちろんのこと、市販の薬や漢方薬を服用する時の手助けにもなる便利な一冊です。

(川根薬局 池田)


2004年6月
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©裳華房
No.014( 2004.6 )

書籍名/食中毒の科学
著者/本田武司
出版社/裳華房
価格/1500円+税

じめじめした梅雨の時期が近づいてきました。そして、これから暑くなるに連れて増えてくる食中毒・・・。日本の衛生環境はどんどん整っているにもかかわらず、年間の食中毒報告数は驚くことに数十年間ほとんど減少していません。
本書では、食中毒が実際どのように起こるのかをはじめ、代表的な原因菌の説明、菌以外の自然毒等による食中毒についてなどが、私たちの生活に近い視点で書かれています。また平成8年の病原性大腸菌O157大流行についても筆者の立場からの記述があり、当時の混乱を思い出させます。その他輸入食品と食中毒、食生活の欧米化との関連など、食中毒の現状も知ることができます。
これさえやれば食中毒は防げる!という簡単な方法はありません。知識をつけてしっかり予防し、毎日の食事をおいしく楽しみましょう。

(港薬局 中島)


2004年5月
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©成美堂出版
No.013( 2004.5 )

書籍名/背骨の「ゆがみ」直し体操
著者/松岡博子
出版社/成美堂出版
価格/1000円+税

病院にかかる程の病気でもないけど、ちょっと気になっている体の不調(便秘・肩こり・むくみ、etc・・・)ってありませんか?
もしも、これらが背骨の「ゆがみ」からきているとしたら!
背骨のゆがみと体の不調の密接な関係は、今、医学の分野からも見直されつつあるそうです。
本書では自分のゆがみのタイプを簡単にチェックでき、そのタイプに応じて写真入りで解消法を教えてくれるというものです。何気ない日常生活の行動がゆがみの原因になる事もあるので、ゆがまない為のライフスタイルのポイントも載っております。かわいいイラスト入りで読みやすく、体操は道具も要らず簡単。また、1日1回の体操なので不精な方にはうってつけです。
テレビの健康推進番組で見て以来気になっていた”体のゆがみ”をキーポイントに、自分でも読みやすいと感じたこの本をお勧めします。”ゆがみ”が気になっている方、ぜひお試しください。

(わかば薬局 岡本)


2004年3月
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©青春出版社
No.012( 2004.3 )

書籍名/眼がどんどんよくなる
著者/ハロルド・ペパード
出版社/青春出版社
価格/870円+税

視力低下や眼の疾患で悩まれている方は多いと思います。本書の前半は、すぐにできる視力特訓を近視・乱視・老眼・斜視・白内障・緑内障といった症状別にイラストでまとめてあります。いづれも簡単で楽しみながら訓練ができます。後半は研究を重ねた著者独自の理論が30項目近く掲載されており「メガネなしでなぜ視力が回復するのか」 「本を読んではいけない時間がある」 「太陽の光が目を強くする」等、興味の湧く見出しがついていて読みやすくなっています。
普段の生活の中で気をつけることができる内容が満載です。また、短時間で読むことができ、視力の衰えを感じている人や、目の疾患をもつ人をはじめ、子供から老人まですべての方々に役立つ内容になっていると思います。

(はつくら薬局 海野)


2004年2月
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©講談社
No.011( 2004.2 )

書籍名/知られざる肺の病気COPD
著者/木田厚瑞
出版社/講談社
価格/1200円+税

間質性肺炎やCOPD(肺気腫・慢性気管支炎)。少し難しい言葉ですが、最近ではテレビや新聞でも報じられる機会が増えてきました。ただ、「なんとなく怖い感じがするがどう怖いのかわからない」、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本書は、イラストつきで肺や気管支の状態をイメージしやすくなっており、難しい医学書に抵抗がある方でも手を伸ばしやすくできていると思います。そして、COPDの最大の危険因子である喫煙についてや、禁煙の方法などについても書かれている為、医師から禁煙を勧められた方やそのご家族が、意識を高める手助けに読まれるのも良いかと思います。また、タバコを吸ってみたいとおもっている方、吸う前に一読してみてはいかがでしょうか。

(あお空薬局 佐藤)


2004年1月
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©筑摩書房
No.010( 2004.1 )

書籍名/風邪の効用
著者/野口 晴哉
出版社/筑摩書房
価格/600円+税

「風邪は万病のもと」とは、よく言われています。風邪をまったくひかないという人は、ほとんどいないと思いますが、この本では風邪をひくとこんないい事がある、と書かれています。風邪をひく前より、体の調子がよくなるというのです。これには、風邪についての固定概念がくずされた衝撃がありました。軽い風邪といってもついマイナスイメージが浮かびますが、この本を読んでいくうちに風邪とうまくつきあっていく方法がわかってきたように思います。そして、同時に自分の体を見つめ直すきっかけになるのではないでしょうか。

(学術担当 河村)