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健康ブックス

「病院」がトヨタを超える日／北原茂実

©式会社講談社
書籍名 「病院」がトヨタを超える日
著者 北原茂実
出版 式会社講談社
価格 838円＋税

国民皆保険について、皆さんはどのようにお考えですか？
おそらく「安心して受診できる素晴らしい制度」とお考えの方が大多数であると思います。私もそう思います。では、この制度を支える為に、私たち国民はどのような義務を果たしているのでしょうか？
恐らくは、保険料を払っているだけだと思います。はたして、それだけで充分なのでしょうか？
今回ご紹介させていただく本は、そんな国民保険をもう一度考えてみる機会を与えてくれるものだと思います。医療を産業と位置付け、それを持って海外進出を図る言う、国民皆保険の理念とは正反対の考え方は、読者の共感を得るか反感を買うか、両極端な感想を抱かせると思います。それでも一読の価値はあると思います。
私はこの本を読んで、医療費の無駄遣いをしないよう風邪には気をつけよう。そして、私達の子どもが安心して受診できる制度が存在できる社会を残そうと思いました。医療人としては志が低いかもしれませんが、保険料を払う以外に自分が出来る義務として、まずは、ここから始めようと思いました。
世界的不景気からは立ち上がろうとする今、その資本となる体は大切です。その体、健康を支える為の医療について、今一度考えてみませんか？

（岡部南薬局　佐藤）

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