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「がんもどき」で早死にする人、「本物のがん」で長生きする人／近藤誠

©株式会社幻冬舎
書籍名 「がんもどき」で早死にする人、「本物のがん」で長生きする人
著者 近藤誠
出版 株式会社幻冬舎
価格 ９５２円＋税

「患者よ、がんと闘うな」の著者で有名な近藤誠医師の本です。
日本人の２人に１人はがんにかかり、３人に１人はがんで死ぬと言われている時代なので、本の題名を見ただけで興味を持つ方が多いと思います。
著者は以前から、がんには多臓器に転移していつか死に至る「本物のがん」と、無害な「がんもどき」の２種類があると唱えています。「本物のがん」なら治療しても苦しいだけで治らず、「がんもどき」ならもともと無害なので、治療は無意味という考えだそうです。
がんについてはまだ解明されていないことも多く、著者の内容がすべて正しいかどうかはわかりません。
しかし、考え方の一つとしては興味深く、受け入れられる部分も多くあります。
「治療しない」という選択肢があることを知っておくこともよいかもしれません。

（片岡薬局　植村）

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